2011年9月21日水曜日

RHEL6 雑多メモ


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個別の記事にまとめるには短すぎるような細々としたことをメモっておく。

1. USB-DVDからインストールできない
2. ファイル属性だけをコピーする --reference
3. KVMイメージをコピーして手軽に環境を複製するには
4. RHEL6 on KVM でゲストへシリアルコンソール接続
5. RHEL6 xdmcp
6. yumでrpmだけダウンロードする
7. アカウントのデフォルト設定
8. SELinuxメモ
9. portmapは無くなった


USB-DVDからインストールできない

最初からくだらないことだけどちょっとハマって悔しかった。DVDからブートする本当に最初の vmlinuzやinitrd.imgのロード(「....」が増えていくところ)でいきなり「boot:」にプロンプトに落ちて操作不能になる。

メディア自体は問題なく、他の内蔵DVDドライブを搭載したマシンからはインストールできる。

DVDドライブが悪いのかと思って交換したけど同じ現象。

BIOSでUSB1.1/2.0を切り替えてみたけど変わらず。

結局、原因はUSBポートからドライブへの供給電力不足。ドライブに外部電源つけたらあっさりうまく行った。



ファイル属性だけをコピーする --reference

chmod/chown/chgrp/chcon といったファイル属性のchange系コマンドは --reference というオプションを持っており、指定したファイルの属性を別ファイルへコピーできる。

chmod --reference=fileA fileB パーミッションのコピー
chown --reference=fileA fileB オーナーのコピー
chgrp --reference=fileA fileB グループのコピー
chcon --reference=fileA fileB SELinuxコンテキスタイプのコピー



KVMイメージをコピーして手軽に環境を複製するには

1. /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules のエントリーを全て削除しておく。
 新しい仮想マシンで起動した時にMACの違うNICを既存エントリーの下に挿入し、eth1(ほんとはeth0にしたい)とかになってしまうため。

2. /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-* からHARDADDRを消しておく。
 MACアドレスが変わるとifupに失敗するため。

3. /etc/ssh/ssh_host* を削除しておく。
 暗号化キーが同じだと困る場合には消しておく。

この状態でshutdownしてLVMスナップショットなりファイルのコピーすると楽。



RHEL6 on KVM でゲストへシリアルコンソール接続

こちらを参考

/etc/grub.conf
--------------------------
default=0
timeout=0
splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz
hiddenmenu
serial --speed=115200 --unit=0 --word=8 --parity=no --stop=1
terminal --timeout=5 serial console


# 各起動エントリー
title RedHat
kernel /vmlinuz-2.6.32-71.29.1.el6.x86_64 ro root=UUID=88f55e81-83b9-406c-b9f6-d10f52d309ff rd_NO_LUKS rd_NO_LVM rd_NO_MD rd_NO_DM LANG=ja_JP.UTF-8 KEYBOARDTYPE=pc KEYTABLE=jp106 crashkernel=auto rhgb quiet console=tty0 console=ttyS0,115200n
--------------------------
ホストから virsh console xxxxx で接続。



RHEL6 xdmcp

RHEL6からはgdmsetupが無いので直接ファイル編集する必要あり。

# vim /etc/gdm/custom.conf
[xdmcp]
Enable=true

kill -HUPでは設定は反映されないので、

# init 3
# init 5

としてgdmを再起動するか、OS再起動で反映される。

デフォルトで udp 177 で待ち受けるので、iptables に穴を開ける場合は、

# iptables -I INPUT 1 -p udp --dport 177 -j ACCEPT
# /etc/init.d/iptables save
*ルール番号は適当なので、他のルールと適当に調整。



yumでrpmだけダウンロードする

パッケージをダウンロードするだけのパッケージがある。それが yum-plugin-downloadonly.noarch

# yum install yum-plugin-downloadonly.noarch
# yum install --downloadonly --downloaddir=/path/to/dir screen

とすると/path/to/dirに保存される。



アカウントのデフォルト設定

/etc/login.def で定義される。man login.defs に詳細有り。



SELinuxメモ

* 起動中に一時的に有効・無効を切り替え。Permmisiveはブロックはしないが、アクセス違反をログに記録するので問題発生時にON/OFFして解析に使える。

setenforce 0 ... Permmisive
setenforce 1 ... Enforcing


* コンテキストタイプはファイルが作成された時の親Dirの権限を引き継ぐ。正しいコンテキストに治すには、

# restorecon file

* コンテキストタイプが定義済みのものだけ元に戻せる。元データ:/etc/selinux/targeted/contexts/files/file_contexts

* カスタムコンテキストの定義

# semanage fcontext xxxxxxxx


* 障害解析ツール(auditdが動いている必要有り)
setroubleshoot-server
setroubleshoot-plugins

* 上記解析結果のGUIビューア
setroubleshoot

* マニュアル系
setroubleshoot-doc


* その他
getsebool -a 一覧を取得
setsebool -P xxxx on 設定を永続的に変更する(-Pが無いと一時的)

sambaのマニュアル man samba_selinux に各種コマンドの使い方が詳しく載っている。



portmapは無くなった

rpcbind に集約されている。

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