2010年4月29日木曜日

iPad と Goodreader で電子書籍


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日本での発売が延期になってしまい我慢できずにオークションで購入
使った感想としては、、、かなり良い

画面が大きいのでスキャンした書籍を読むのがかなり快適。
文庫本をスキャンしたものもすらすら読める。
A4サイズの細かな技術書も問題なし。
OracleのリファレンスPDFなんかも読めるのはありがたい。
何よりiPhoneのように、ボタン一つで瞬時に起動し、即文書を読めるのが大きい。

画面の回転抑止もできるので寝っ転がって読むことも可能。
若干重いので仰向けで読んでいると腕が疲れるのと、指紋がかなり付くのが気になるくらい。

Evernoteも横画面時のソフトキーが大きく両手でのキー入力が可能でちょっとした文章を打つのにはいい。
この文章もipadとEvernoteで書いたものをアップしている。

3年もたたずに、もっと薄くて軽く、画面も精細なデバイスが出てくるだろうと考えると、
書籍が紙から電子媒体へ移り変わるのも近そうだ。


2010年4月25日日曜日

マルチパスI/Oの設定(RedHat)


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2011/8/26追記
こちらも参考にしてみてください。
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参考>> 仮想環境を使って簡単にRHEL6のiscsiマルチパスを検証する
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最近のHPサーバ等を見ると、NICの二重化、ストレージパスの二重化、サーバの二重化(クラスタ)はほとんどOS標準のモノを使えと書いてある。IBMもそうなりつつある。

従来、こういった分野ではNICやストレージであれば、LANボードを作っているベンダのソフト(たとえばIntelProSet)、EMCならPowerPath、日立ストレージであればHitachi Dynamic Link Managerといった専用のソフト、またはVERITASのようなサードパーティ製のソフトを使う必要があった。

しかしこれらのソフトは組み合わせが非常に厳密で、

・ソフトのバージョン
・OSバージョン
・パッチバージョン
・HBA/NICの型式
・ドライババージョン
・NW/FCスイッチ型式
・ストレージの型式

上記の全てでメーカ保証が取れていないとサポート外といったとんでもない状況だった(基本的にNWもFCも規格化されているので基本的にはつながるのだが、メーカー独自の拡張がされたりするとつながらない場合もある)

最近はメーカーとしても全ての組み合わせでの検証が重荷になったのか、OS標準のを使ってくれというスタンスに変化しつつあり、ストレージメーカーが設定ファイル等のサンプルを公開しているケースが多い。

各OSにおけるI/Oマルチパスの機能名(この名前とストレージ製品名で検索するとサンプルが記載されたマニュアル等ヒットする)

・Windows2008(MPIO)
・RedHat(dm-multipath)
・Solaris(MPxIO)
・HP-UX(PV-Link)

ここではRedHatを使ってマルチパス構成をテストしてみる。


2010年4月19日月曜日

書籍の電子化


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面白いと聞けばついついポチって本を買ってしまう。Amazonは常連。

ただ本は場所を食う。密度が高く、きっちりと空間に収まる本は引っ越し時には数百Kgもの重さになっている。そこで数年前から取り組んでいるのは、読み終わった本はスキャナでPDF化して、元の本は破棄してしまう。

PDF化した本で面白かったものはiPhoneやノートPCに保存しておき、出張の移動中などに眺めている。iPhoneでは解像度の関係で大きめな本はきついが、iPadが発売されれば画面の問題は解消され、より快適になると思う。

参考
>> iPad と Goodreader で電子書籍
>> 電子書籍リーダーとしての Kindle DX と iPad 比較

電子化のメリットは以下
(1)書籍内を検索できるようになる。特に技術書はありがたい。
(2)何百冊でも場所をとらない、簡単に持ち運べる


しかしデメリットもある
(1)裁断した本はごみになってしまう(原本を大事にする人には向かない
(2)付箋を貼ったり、パラパラ流し読みがしづらい
(3)消えるときは一瞬(バックアップはしっかりと


本をスキャンしてPDF化するにはいくつかコツが必要になる。2年ほど電子書籍化して運用した際のノウハウをここに記載しておく(ここでは裁断を前提としているので注意)



2010年4月3日土曜日

ZFS Intent log(1)


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ZFS Intent Log(ZIL) とはZFSにおける、同期書き込みのパフォーマンスを向上する仕組み(らしい)
このON/OFFによるパフォーマンスと書き込みの信頼性について違いを検証してみる。

ZFS Intent Log の詳細についてはこちら


ZILのON/OFFは /etc/system に set zfs:zil_disable=1 を追記してリブートで可能。

Solaris(ZFS/NFS Server) ← Solaris(NFS Client) での書き込みを行い以下のパラメータパターンで比較する。

パターン1:ZIL on、NFS forcedirectio off
パターン2:ZIL on、NFS forcedirectio on
パターン3:ZIL off、NFS forcedirectio off
パターン4:ZIL off、NFS forcedirectio on

○検証1:書き込みベンチマークによるパフォーマンス測定

ベンチマークにはNFSクライアント側からvdbenchを用いる。


●検証結果1
パターン1: sequential write 5.13MB/s random write 0.32MB/s 
パターン2: sequential write 3.39MB/s random write 0.32MB/s
パターン3: sequential write 8.42MB/s random write 0.32MB/s
パターン4: sequential write 6.90MB/s random write 0.30MB/s
 *あまり数値がよくないのはNFSサーバにはVirtualBox内のSolaris10(10/09)を使用したため。

使用したvdbench スクリプト
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fsd=fsd1,anchor=/mnt/nfs01/,files=10,sizes=1g
fsd=fsd2,anchor=/mnt/nfs02/,files=10,sizes=1g
fwd=fwd1,fsd=fsd1,fileio=sequential,stopafter=1000,fileselect=sequential,xfersizes=8k,operation=write,threads=8
fwd=fwd2,fsd=fsd1,fileio=random,stopafter=1000,fileselect=sequential,xfersizes=8k,operation=write,threads=8
fwd=fwd3,fsd=fsd2,fileio=sequential,stopafter=1000,fileselect=sequential,xfersizes=8k,operation=write,threads=8
fwd=fwd4,fsd=fsd2,fileio=random,stopafter=1000,fileselect=sequential,xfersizes=8k,operation=write,threads=8
rd=rd1,fwd=fwd1,fwdrate=max,elapsed=300,interval=10,format=no
rd=rd2,fwd=fwd2,fwdrate=max,elapsed=300,interval=10,format=no
rd=rd3,fwd=fwd3,fwdrate=max,elapsed=300,interval=10,format=no
rd=rd4,fwd=fwd4,fwdrate=max,elapsed=300,interval=10,format=no
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ZILのON/OFFによりシーケンシャルなアクセスについては改善がみられたが、
ランダムについてはあまり改善しなかった。

同期書き込みを行いたくてforcedirectioを指定したが、実はそうではないのかも??
Linuxのsyncオプションと同じ感覚で使ってしまったが、ここはもう少し調査が必要。

次回はZILのON/OFFによるファイルシステムの安全性について検証を行うことにする。